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理合
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りあい
ふりがな文庫
“
理合
(
りあい
)” の例文
技
(
わざ
)
と
理合
(
りあい
)
とは、車の両輪、鳥の両翼。その一方を欠けば、その
効
(
こう
)
は断絶される。
技
(
わざ
)
は
面
(
おもて
)
に表れる
形
(
ぎょう
)
であり、
理合
(
りあい
)
は内に存する心である。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
其処
(
そこ
)
の道理を
推測
(
おしはか
)
って見ますと、尊公の
腹立
(
ふくりゅう
)
致さるゝ処は至極何うも是は沈黙千万たるの
理合
(
りあい
)
にあらずんば有るべからず
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
可
(
よ
)
かあねえだ。もの、
理合
(
りあい
)
を言わねえ事にゃ、ハイ気が済みましねえ。お前様も明神様お
知己
(
ちかづき
)
なら聞かっしゃい。
老耆
(
おいぼれ
)
の
手
(
てん
)
ぼう
爺
(
じじい
)
に、若いものの
酔漢
(
よいどれ
)
の
介抱
(
やっかい
)
が
何
(
あに
)
、出来べい。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
左膳のごとき達人になれば、
技
(
わざ
)
と
理合
(
りあい
)
も、内も、外も、いっさい無差別。すべては融然と溶けあって、ただ
五月雨
(
さみだれ
)
を縫って飛ぶ濡れ燕の、光ったつばさあるのみ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お
前
(
めえ
)
まア許してくれ堪忍してくれと云うが、物の
理合
(
りあい
)
を宜く考えて見なせい、人と云うものは息ある物の
長
(
つかさ
)
と云って、此の
位
(
くれえ
)
な自由自在な働きをするものはねえのだ
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
……何、二足片足しかねえと云うのは何う云う
理合
(
りあい
)
のもんだね。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黙って人の物を出して使ったって泥坊と云う
理合
(
りあい
)
が
何処
(
どこ
)
に
在
(
あ
)
るかと、喧嘩をおっ
始
(
ぱじ
)
めたというわけさ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
技
(
わざ
)
と
理合
(
りあい
)
がともにある境地に達すれば、心に思ったことがただちに
技
(
わざ
)
となって表現するのだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「なお心配だ。何が心配だって、こんな気になることはねえ。何がじゃねえやね、お前さん、その勘定の
理合
(
りあい
)
因縁だ。ええ、知っていら、お嬢さんの御馳走だが、勘定は誰がするんで。勘定は、ヘッ、」
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お累さんも
上
(
のぼ
)
せて顔が
彼様
(
あんな
)
に腫れ出して死んで
了
(
しま
)
ったのだから、
却
(
かえ
)
って三藏の方でお前を怨んでいるだろうが、何もお前の方で三藏を
悪
(
にく
)
み返すという
理合
(
りあい
)
はあんめえぜ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは
怪
(
け
)
しからん事で、何うもお前さんの様な物の
理合
(
りあい
)
の解らん
御方
(
おかた
)
は有りません、若主人は全くその若草花魁のために斯んな淋しい処に窮命して居る身の上ですから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“理”で始まる語句
理由
理
理窟
理屈
理解
理想
理髪店
理不尽
理智
理髪師