“理”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わけ33.1%
ことわり29.8%
19.9%
ことわ3.9%
もっとも3.3%
おさ2.2%
1.7%
をさ1.7%
きめ0.6%
こと0.6%
(他:6)3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“理”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩42.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と、なってしまって、かなり根気よく機をはかっていたが、一昨夜のような失敗に帰してしまったわけだというのであった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも、おかしいではございませんか、なにかわけがあるのでしょう。隠さないで、はなして下さい。私にいえないことですか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼等はまことよりもうはさをかへりみ、わざことわりを問はざるさきにはやくも己が説を立つ 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かの三通はげに貴嬢きみが読むを好みたまわぬもことわりぞかし、これをしたためしわれ、心乱れて手もふるいければ。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それもくつからはをかしいが、かんがへればなんでもないところに、わづかな興味きようみおこしたにすぎません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
此方こつちらうが先方さきるからうが喧嘩けんくわ相手あひてるといふこと
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また人ほかの物を見ず、たゞこの信によりてことわらざるをえざるがゆゑに、この物即ちあかしにあたる。 七六—七八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
鈎をおろすにりて、大事とること総て此の如くなれば、一旦懸りたる魚は、必ず挙げざる無く、大利根の王と推称せらるるもことわりなり。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
歴史的に研究をして見れば、そういう陋信に捉えられたことも、一応もっともと頷かれるものの、もう今日では通用しまい。
小酒井不木氏スケッチ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「恐らく神隠しに会ったのであろう」「いや天狗にさらわれたのであろう」——などと人達は云い合ったが、これまた云う方がもっともであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
おもえらく、水戸と堀田と西城の議合す、故を以て阿附あふ朋比ほうひし、遂に違勅の挙を為す、水戸、堀田を斬らずんば、夷事おさむべからざるなりと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
母猴は子を乳せんとてちょっと立ち止まり、また時を浪費せじと食事しつつ毛をおさめる。
古るい人に先だたれ、新らしい人に後れれば、今日きょう明日あすと、その日にはかる命は、あやあやうい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
というのは、その切り取りの岩石に、断層というか、何というか、があったのである。
われは絃ををさめて、先づヱネチア往古の豪華を説きたり。
稔らぬ秋をかしこみて、 家長ら塚ををさめにき。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その年月ねんげつがどうしてわかるかといへば、ゑつけた記録きろくによるほかには、よこつて、生地きじてゐるまるいくつもかさなつてゐるそのきめすうかぞへてみるとわかるのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
と清之介君はことけて頼んだ。
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
我はかゝる問者に答へかつかゝる告白をなすをえんため、淑女の語りゐたる間に、一切のことはりをもて備を成せり 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
客の羽織の襟が折れぬのをなおしながら善吉を見返ッたのは、善吉の連初会つれじょかいで二三度一座したことのある初緑はつみどりという花魁である。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
よく聞いて見ると、そのはずさ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれにしては、これは稀有けうなほど、激越げきえつなことばであった。民部には、またじゅうぶんな敗数のが見えているか、
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いかさまそれはもっともである……しかし、どうだな、ありそうかな?」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
——盛者必衰ノコトワリ、とそれを歌った古人の世界観が現代にもあてはまるかどうかしらないが、個人にものがれえない死があるから、平家滅亡の史詩にもやはり今の私たちにつながっている何かはあろう。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)