“ことわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コトワリ
語句割合
50.8%
道理23.7%
3.4%
理由3.4%
謝絶3.4%
2.5%
仕誼1.7%
拒絶1.7%
1.7%
1.7%
理趣0.8%
事理0.8%
仔細0.8%
分疏0.8%
理実0.8%
謝罪0.8%
辭退0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母もこのに折れて承諾の言葉を述べたけれども袖に余る悲しみの涙が我が小児の黒髪をうるおした。その悲しみの思いを歌って
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
見る時は不便心が彌増こすことのなる故けの無も道理なり依て六右衞門も心配なしそ我弟が渡世先買となり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こんな風に、なしで外出したは三吉に無いことであった。直樹は山の上で一夜を明す積りで出掛けたので、無論夕飯には帰らず、夫婦ぎりで互に黙ったまま食卓にって食った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いかなる言葉もてもこれを言い消すことあたわず、大空の星のちたるがごとし、二郎はその理由のいかんを見ず、ただ光のせぬるを悲しむ。げにこの悲しみや深し。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それまで大事を取つてをりながら、かう一も二も無く奇麗にお謝絶を受けては、私実に面目無くて……うございますわ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「然し、手紙は人にでも見られると面倒ですから、おをします」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
へて、此処から下の滝の伏樋に通ずるよし言伝へる、……くはないけれど、其処だけはけたがからう、と、……こんな事には気軽な玉江が、つい駆出して仕誼を言ひに行つたのに
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
八千石の威光を屈し、一度会いたいと礼を尽くし、お招きした時もお拒絶、にべもない返辞をなさいましたそうで。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いてると、約束一所でゐたが、事情があつてたなければならないになつたからとべたに、京都くりはうといてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかしこれをハハコグサといい母子草と書くのはしくない。人によると母子草とはき苗に若葉の添うて生ずれば母子という名もであるなどと唱うるは全く牽強附会の説である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
こゝに因果を観じて如是本末の理趣究竟し、根元を断証して菩提心に転じ、一宇の伽藍を起して仏智慧荘儼り、一念称名人天咸供敬の浄道場となせる事あり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かくの如きの物語、六道娑婆にあらはし、業報理趣を眼前に転ず。聞く煩悩即菩提六塵即浄土と、呉家祖先の冥福、末代正等正覚結縁まことにあるべからず。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
れども和ぎ、びて、事をふにふときは、事理自らに通ふ、何事か成らざらむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
満月と自分の身体に万一の事がないうちにと仰言るような仔細で、こちらからお願い申上げまする通りのお金を積んで、満月ことを御身請なされまして、嵯峨野の奥の御邸を御造作なされ変えて
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
残念ながら致方が無い、ととお分疏を言うて、そして私は私の一分を立ててから立派に縁を切りたいのだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
皇子共にへてく、理実灼然なり。則ち草壁皇子尊づ進みて盟ひてく、天神地祇、及び天皇めたまへ、れ兄弟長幼、せて十余の異腹よりづ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「イヤ。悪かった悪かった。冗談云うて悪かった。博多の人間なら仁輪加で笑うて片付くが、他国の人なら腹の立つのも無理はない。悪かった悪かった。ウチまで来なさい。返済てやるけに。ナア。この通り謝罪云うけに……」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
引誘納涼に出し歸り船中よりに吉原の燈籠を見物せんとめけるに吉之助は御當地めての事なれば吉原はして不案内ゆゑ辭退此日は漸々宿へ歸り番頭傳兵衞に此事をければ傳兵衞
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)