“いりわけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イリワケ
語句割合
事情20.0%
仔細20.0%
入訳20.0%
入譯20.0%
理由20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男「どうせ死のうとするからにゃア種々いろ/\事情いりわけが有って能々よく/\の事だろう」
角助 なるほど皆さんのいふ通り、お家を捨て、お命をすてゝ、覺悟をおきめなさるには、云ふにいはれぬ深い仔細いりわけもござりませう。どうか幾重にも御勘辨をねがひます。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
そうした入訳いりわけを胸に置いて、あの衆の気象をよく呑み込んで御奉公していれば、なにも勤めにくいことはない。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
くちにせねば入譯いりわけ御存ごぞんじなきこそよけれ御恩ごおんがへしにはおのぞかなへさせましてよろこたまふをるがたのしみぞとれをすてての周旋とりもちなるを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
僅かな金でも……腹アたっちゃアいけない、取ったと云うのではない、是には何か理由いりわけの有る事だろうと思うが、今帰って、家内これやかましく小言を申して居る処で
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)