“仔細”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しさい91.9%
わけ5.1%
いきさつ0.6%
しせえ0.4%
こまか0.4%
いりわけ0.2%
こと0.2%
ことわり0.2%
こま0.2%
しせい0.2%
わけあい0.2%
わけえ0.2%
シサイ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今朝の味噌汁が惡うございました。飯にも香の物にも仔細はなかつた樣子で、味噌汁を食はないものは何ともございませんが——」
ロレ (傍を向きて)それはうせねばならぬ仔細が、此方ってをらなんだらなア!……あれ、御覽ぜ、此庵にわせられた。
きょうこうしてはからずもお多喜の眼に触れて、その宗七の家へ引き取られたという仔細
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
作「もヤアぶち出しかったが、お前様が承知なら頼まれげえが有って有難えだ、うなればイ及ばずながら媒妁する了簡だ、それじゃア大丈夫だろうネ、仔細えね」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
薪とりにいでし四十九日目の待夜也とていとなみたる仏㕝にめでたき酒宴となりしと仔細りしは、九右エ門といひし小間居農夫也き。
角助 なるほど皆さんのいふ通り、お家を捨て、お命をすてゝ、覺悟をおきめなさるには、云ふにいはれぬ深い仔細もござりませう。どうか幾重にも御勘辨をねがひます。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「少し尋ねたい仔細があってな」
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
満月と自分の身体に万一の事がないうちにと仰言るような仔細で、こちらからお願い申上げまする通りのお金を積んで、満月ことを御身請なされまして、嵯峨野の奥の御邸を御造作なされ変えて
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
西しなき大洋では、荒浪ぎ、つて、とても仔細かいなどは出來ない、かく巨濤は、けてらんとす、大尉をば右方し、『!。』の一聲
清「はてな、彼様に親切な長二が教えねえ事アねえ筈だが……何か仔細のある事だ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
斬りつ斬られつすべき仔細は、すこしもないのだ。ただ、剣を執る身の、やむにやまれぬ興味だけで、左膳と源三郎、ここに初めて真剣の手合せ——まるで初対面の挨拶のように。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ええ……え、腕車に、成程。ええ可うがす、可うがすとも。そりゃ仔細有りゃしません。何、たちに。串戯じゃありません。姉さん、……、そうですかい、済まねえな。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
事新シキ仔細ニハナク候ヘドモ、何事ニマレ信長ノ申シ次第ニ覚悟肝要ニ候。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)