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巨濤
ふりがな文庫
“巨濤”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょとう
41.7%
おほなみ
25.0%
こたう
16.7%
おおなみ
8.3%
なみ
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょとう
(逆引き)
筋もなく流れる水の平野のおもてには、乱れた鬣を持った大きな獣のような
巨濤
(
きょとう
)
が立って、長い低いはっきりとした
唸
(
うな
)
りをしてあちこちに動き廻っていた。
髪あかきダフウト
(新字新仮名)
/
フィオナ・マクラウド
(著)
巨濤(きょとう)の例文をもっと
(5作品)
見る
おほなみ
(逆引き)
剩
(
あまつさ
)
へ
辿
(
たど
)
り
向
(
むか
)
ふ
大良
(
だいら
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
の
峰裏
(
みねうら
)
は——
此方
(
こちら
)
に
蛾
(
ひとりむし
)
ほどの
雲
(
くも
)
なきにかゝはらず、
巨濤
(
おほなみ
)
の
如
(
ごと
)
き
雲
(
くも
)
の
峰
(
みね
)
が
眞黒
(
まつくろ
)
に
立
(
た
)
つて、
怨靈
(
をんりやう
)
の
鍬形
(
くはがた
)
の
差覗
(
さしのぞ
)
いては
消
(
き
)
えるやうな
電光
(
いなびかり
)
が
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
に
空
(
くう
)
を
切
(
き
)
つた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
巨濤(おほなみ)の例文をもっと
(3作品)
見る
こたう
(逆引き)
滔々
(
たう/\
)
たる
水路
(
すゐろ
)
五百
余里
(
より
)
を
流
(
なが
)
れて東海に入り、
巨濤
(
こたう
)
に千
倒
(
たう
)
し風波に万
顛
(
てん
)
すれども
断折
(
だんせつ
)
砕粉
(
さいふん
)
せず、
直身
(
ちよくしん
)
挺然
(
ていぜん
)
として我国の
洋中
(
おきなか
)
に
漂
(
たゞよ
)
ひ、北海の地方に
近
(
ちか
)
より、
椎谷
(
しひや
)
の
貧民
(
ひんみん
)
に
拾
(
ひろは
)
れて
始
(
はじめ
)
て水を
辞
(
はな
)
れ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
巨濤(こたう)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
おおなみ
(逆引き)
モコウは
巨濤
(
おおなみ
)
にうちたおされたひょうしに、
帆綱
(
ほづな
)
にのどをしめられたのであった、かれはそれをはずそうともがくたびに、船の
動揺
(
どうよう
)
につれて、綱がますますきつくひきしまるので
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
巨濤(おおなみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
なみ
(逆引き)
墨を流した空の下に、怪物のような
巨濤
(
なみ
)
が起伏して、その大穴へ船が
陥
(
お
)
ちこんでゆくときは、今にも一呑みにされるかと思われた。
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
巨濤(なみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
濤
漢検準1級
部首:⽔
17画
“巨濤”の関連語
波濤
波涛
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石
“巨濤”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
佐藤紅緑
山東京山
徳富蘇峰
本庄陸男
押川春浪
フィオナ・マクラウド
モーリス・ルヴェル
泉鏡太郎
原民喜