“波濤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はとう80.3%
なみ13.1%
はたう4.9%
おおなみ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“波濤”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語11.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これらの動揺の波濤はとうの中をくぐりぬけて小原は東西にかけずりまわった、かれは帽子をぬいでそれを目標にふりふり叫んだ。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
一種のテンポを取って高くなり低くなりする黒い波濤はとうのかなたには、さらに黒ずんだ波の穂が果てしもなく連なっていた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
紅海こうかいめい死海しかいばれたる荒海あらうみ血汐ちしほごと波濤なみうへはしつて
ガチャリと電話が切れたと思うと、やがて船腹ふなばら震撼しんかんする波濤なみ轟音おとが急に高まって来た。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
相模灘さがみなだ沿岸えんがん沿ふて、およ波濤はたうつところ、およ船舶せんぱくよこたはるところ
ことわが弦月丸げんげつまるいま萬里ばんり波濤はたうこゝろざして、おと名高なだか地中海ちちゆうかい
その羞かしい顔をいつまでも停車場にさらして人知れぬ苦悩を胸に包むよりも、人の生血の波濤おおなみのあたり見るような、烈しい生存の渦中に身を投げて、心ゆくまで戦って戦って、戦い尽して見たいという悲壮な希望に満たされていたからである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)