“貧民”の読み方と例文
読み方割合
ひんみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一例をもってみても諸色しょしきが上がるの下がるの、米価が騰貴とうきしたために貧民ひんみんくるしむの、あるいは暴徒が起こるの
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しかしながら一方から考えると実にチベットは残酷ざんこくな制度で、貧民ひんみんはますますひんに陥って苦しまねばならぬ。その貧民の苦しき状態は僧侶の貧学生よりなお苦しいです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この公用とは所謂いわゆる公儀こうぎ(幕府のことなり)の御勤おつとめ、江戸藩邸はんていの諸入費、藩債はんさいの利子、国邑こくゆうにては武備ぶび城普請しろぶしん在方ざいかた橋梁きょうりょう堤防ていぼう貧民ひんみんの救済手当、藩士文武の引立ひきたて等、これなり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)