“城普請”の読み方と例文
読み方割合
しろぶしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城普請しろぶしんも京都表のことも、ほとんど顧みぬかたちで、何やら目に見えぬ他方面へとその毎日をふりむけていたが、やがて十二月に入ると
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
津田真道先生はこれを評して「秀吉の城普請しろぶしんのように、一夜に日本の五法を作り上げようとするは無理な話で、到底出来ようはずがない」
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
この公用とは所謂いわゆる公儀こうぎ(幕府のことなり)の御勤おつとめ、江戸藩邸はんていの諸入費、藩債はんさいの利子、国邑こくゆうにては武備ぶび城普請しろぶしん在方ざいかた橋梁きょうりょう堤防ていぼう貧民ひんみんの救済手当、藩士文武の引立ひきたて等、これなり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)