“城山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろやま85.7%
じょうざん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城山しろやまの別府勇吉君! 勇吉が体操のときのように脚をひろげて一歩二歩三歩と前へ出た。日本橋区芳町二丁目ヤマダ合資会社藤井謹之助さん。
三月の第四日曜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
こまかい事実の相違を挙げていては、際限がない。だから一番大きな誤伝を話しましょう。それは西郷隆盛が、城山しろやまたたかいでは死ななかったと云う事です。」
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
大川が急に折れて城山じょうざんふもとをめぐる、そのがけの上を豊吉ひとり、おのが影を追いながら小さな藪路やぶみちをのぼりて行く。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
不幸にして自分は城山じょうざんの公園に建てられた光栄ある興雲閣に対しては索莫さくばくたる嫌悪けんおの情以外になにものも感ずることはできないが、農工銀行をはじめ、二
松江印象記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)