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『三月の第四日曜』
ふりがな文庫
『
三月の第四日曜
(
さんがつのだいよんにちよう
)
』
コト。コト。遠慮がちな物音だのに、それがいやに自分にも耳立って聞えるような明け方の電燈の下で羽織の紐を結んでしまうと、サイは立鏡を片よせて、中腰のままそのつもりでゆうべ買って来ておいたジャムパンの袋をあけた。 寝が足りないのと何とはなし気が …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「日本評論」1940(昭和15)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約42分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
辛
(
こわ
)
懈
(
たる
)
飯
(
まま
)
疎
(
まばら
)
遑
(
あわただ
)
斜
(
はす
)
羅紗
(
ラシャ
)
脛
(
はぎ
)
叢
(
むら
)
揶揄
(
からか
)
吻
(
ほ
)
装
(
なり
)
帰
(
けえ
)
怖
(
こわ
)
菰
(
こも
)
蝋燭
(
ろうそく
)
蕎麦
(
そば
)
蓬餠
(
よもぎもち
)
胡坐
(
あぐら
)
芯
(
しん
)
鬨
(
とき
)
言伝
(
ことづて
)
跟
(
つ
)
軈
(
やが
)
軋
(
きし
)
迸
(
ほとばし
)
金気
(
かなけ
)
顳顬
(
こめかみ
)
駛
(
はし
)
驟雨
(
しゅうう
)
上気
(
のぼ
)
山陰
(
やまかげ
)
二月
(
ふたつき
)
佇
(
たたず
)
十月
(
とつき
)
半被
(
はっぴ
)
吃驚
(
びっくり
)
周章
(
あわ
)
嗤
(
わら
)
囀
(
さえず
)
城山
(
しろやま
)
娓
(
くど
)
肌理
(
きめ
)
愈々
(
いよいよ
)
拵
(
こしら
)
櫃
(
ひつ
)
気
(
き
)
漣
(
さざなみ
)
澱
(
よど
)
焙
(
あぶ
)
疳性
(
かんしょう
)
瞠
(
みは
)