“鬨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とき96.6%
どっ2.0%
かちどき1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等は三方から取囲み、ときをつくって詰寄せたが、屋敷の中からは一発の銃声も一本の矢も飛ばず、また斬って出る様子もなかった。
三十二刻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
と吉三郎の声色を使ったので、皆はどっと吹出してしまった。しかしそれでも福太郎はまだ腑に落ちない顔で口真似をするかのように
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
必死でそこをささえている間に、上流の防ぎが崩れて、西軍の兵が、どっとどてへ駈けあがり、信長の休息小屋を、包囲して、かちどきをあげた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)