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鬨
ふりがな文庫
“鬨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とき
96.6%
どっ
2.0%
かちどき
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とき
(逆引き)
彼等は三方から取囲み、
鬨
(
とき
)
をつくって詰寄せたが、屋敷の中からは一発の銃声も一本の矢も飛ばず、また斬って出る様子もなかった。
三十二刻
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
鬨(とき)の例文をもっと
(50作品+)
見る
どっ
(逆引き)
と吉三郎の声色を使ったので、皆は
鬨
(
どっ
)
と吹出してしまった。
併
(
しか
)
しそれでも福太郎はまだ腑に落ちない顔で口真似をするかのように
斜坑
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
鬨(どっ)の例文をもっと
(3作品)
見る
かちどき
(逆引き)
必死でそこを
支
(
ささ
)
えている間に、上流の防ぎが崩れて、西軍の兵が、どっと
堤
(
どて
)
へ駈けあがり、信長の休息小屋を、包囲して、
鬨
(
かちどき
)
をあげた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬨(かちどき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“鬨”の解説
鬨(とき)は、中世の戦(いくさ、戦争や衝突)などの勝負事で勝ちを収めたときの勝ち鬨や、戦場で上げる声である。士気を高める目的で多数の人が一緒に叫ぶ声。凱歌(がいか、勝負事に勝ちを収めたときに歌う喜びの歌)とは同義あるいは一部同義とされるほど近いが、勝鬨は歌ではなく、武家作法の一つ。
本項目では、戦闘時に上げる喊声(かんせい、en: Battle cry)や楽器音などを一括して扱う。こういった声をあげて士気と団結を高め、敵を威嚇する行為は、制服が始まる以前から行われていた。
(出典:Wikipedia)
鬨
漢検1級
部首:⾾
16画
“鬨”を含む語句
勝鬨
鬨声
勝鬨橋
喧鬨
御勝鬨
空鬨
鬨死
鬨烟家
“鬨”のふりがなが多い著者
作者不詳
吉川英治
ワシントン・アーヴィング
中里介山
直木三十五
国枝史郎
谷譲次
夏目漱石
林不忘
幸田露伴