“勝鬨”の読み方と例文
読み方割合
かちどき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明智光秀の軍隊はやにわに亀岡から下りて参りまして、本能寺を取り囲んで、ドッとばかり勝鬨かちどきをあげて、弓、鉄砲を打ちこんだ。
その中で築地から月島への勝鬨かちどきの渡し、市の小蒸汽に曳かれて威勢よく往ったり来たりは、渡し船最後の繁昌を見せていた。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
一同、勝鬨かちどきの声をあわせて、万歳を三唱した頃、長江の水は白々と明け放れ、鳳凰山ほうおうざん、紫金山の嶺々に朝陽あさひは映えていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)