“喊声”のいろいろな読み方と例文
旧字:喊聲
読み方割合
かんせい96.6%
ときのこえ2.3%
とき1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると背後でわあっと喊声かんせいをあげた。平一郎はどこまで卑屈な奴だろうと思った。彼はたまらなくなって、展げられた傘をすぼめつつ
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
前へ——なおも前へと、あの獰猛どうもうなレッグズは大股に歩いてゆく。インディアンの凄じい喊声ときのこえのようなわめき声をあげて、そのしんとした淋しい場所を鳴り響かせながら。
真っ黒な人馬の横列が、喊声ときをあげて、関ヶ原の中央まんなかを掃きながら、此方こなたへ殺到して来るのだった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)