“支”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささ33.4%
つか27.4%
19.0%
さゝ7.3%
3.8%
つかえ1.6%
1.4%
わか1.4%
1.1%
ささえ0.5%
さゝへ0.5%
0.3%
あか0.3%
さしつか0.3%
さゝえ0.3%
つかへ0.3%
つが0.3%
つがい0.3%
つけ0.3%
つゝか0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いらはいったい、何のために、かくは勝家の討って出るを、はばめるのか。勝家を迎えるあいだに、なぜ目に見えている敵をささえぬか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
相手はせた体躯からだを持ち上げたひじを二段にのばして、手の平に胴をささえたまま、自分で自分の腰のあたりをめ廻していたが
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此書は趣向もなく、構造もなく、尾頭の心元なき海鼠なまこの様な文章であるから、たとい此一巻で消えてなくなった所で一向つかえはない。
むねからなゝめわたつて座敷ざしきはてひさしところでは天窓あたまつかへさうになつて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ポンと尻持しりもちいたていに、かかとの黒いのを真向まむきに見せて、一本ストンと投出なげだした、……あたかよし
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ただ、片手で髪毛を掻き乱し、頬を撫でて犬のように舌をわななかしたと思うと、それっきり両手をいてぐったりとうなだれてしまった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
始終しゞゆう泣腫なきはらしてゐる發狂はつきやう中風患者ちゆうぶくわんじやあたまさゝへてぢつすわつて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「いゝなあ、この山毛欅ぶなぽんが、こゝでみづうみさゝへるはしらだ。」そこへ画架ぐわかてた——そのとき
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と云ったが、抜き身を地へ置くと、その手を頤の下へい、眉根へ寄せたがために、藪睨みのようになって見えるで、つくづくとお浦の顔を見詰め、
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なにしろ窓には内部から桟が下ろしてあることではあり、表にも裏にも中から心張棒がってあった事実から見て自殺という説には疑いを挾む余地がなかった。
然るに先日の御書状あまりに大問題にて一寸ちょっと御返事にさしつかえ不相済あいすまぬと存じながら延引いたし居候内、今年も明日と明後日とのみと相成あいなり申候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「なに小夜さえなければ、京都にいてもつかえないんだが、若い娘を持つとなかなか心配なもので……」と途中でちょっと休んで見せる。小野さんは畏まったまま応じなかった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
讀者よ、彼等の形をしるさんとて我またさらに韻語を散らさじ、そは他のつひえへられてこの費を惜しまざること能はざればなり 九七—九九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
起きて書き臥して書き、昨春以来癪にえつつ筆執る暇を得なかった円本ブッタタ記、これを思うままに草し了った時の胸のスガ/\しさ
随って椿岳の後継あとつぎは二軒にわかれ、正腹は淡島姓を継ぎ、庶出は小林姓を名乗ったが、二軒は今では関係が絶えて小林の跡は盛岡に住んでるそうだ。
大川の水は、洪水の時、森の根を洗ってひたるとみえ、御堂のすぐ側まで、平常でも、わかれ水がひたひたと寄せていた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上半身に十二の内、、丑、寅、、辰、うまの七つまで、墨と朱の二色で、いともあざやかに彫つてあるのでした。
ひとり十二じゅん指折ゆびおかぞえていた、仮名床かなどこ亭主ていしゅ伝吉でんきちは、いきなり
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
彼はまた、自分の許され難い罪過がとにもかくにも三年の間この家をささえる細い力の一つであったような、そんな世の中の不思議にも思い当った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と袖を擦並べたお孝の肩に、つむりささえたそうに頽然がっくりとなる。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さういふはたけ周圍まはりたつ蜀黍もろこしつよくきがすつくりとさゝへ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
この時互のさゝへくづれておの/\わなゝきつゝ我にむかへり、また洩れ聞けるほかの者等もかくなしき 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
幽顕カクリウツシ(?) 一重の蝉のハネへず。人のニホヒもたぬ吾まなこには
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次の「一重の蝉の翼もへず」は、微細な感動を表した点に、彼の観照力の深さを見る。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここにあめ兒屋こやねの命、布刀玉ふとだまの命、天の宇受賣の命、伊斯許理度賣いしこりどめの命、たまおやの命、并せて五伴いつともあかち加へて、天降あもらしめたまひき。
「あなたは眠らないとあとあとにさしつかえるから。」と、妻もそう言って気づかないでいたが、あまり自分勝手でエゴイストで、きまりの悪い思いを心に感じていた。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
して本堂ほんだう正面しやうめんに、さゝえかず、内端うちはんだ、にくづきのしまつた、ひざはぎ釣合つりあひよく、すつくりとつたときはだえ小刀こがたなさえに、あたかしもごとしろえた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かゝる衆理想の沒却せらるゝことをば、無理想といひてもさしつかへなしと。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
と小一郎は、例の大音に怒りを加え、吠えるがように響かせたが、腰を捻ると抜き打ちだ。鞘走らせたは一竿子忠綱、月光を突ん裂き横一揮、南部集五郎の左胴、腰のつがえをダ——ッと切った。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
身をひるがえした秋安は、太刀を抜いたが横ッ払った。殺しては後が面倒だ、そう思ったがためであろう、腰のつがいを平打ちに一刀!
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それにあの師匠は淫乱よのう。男に貢ぐ金につけえて、お美野さんへ毎度の無心と来る。ねつけられて害意を起すのは、ま、あの女ならありそうなこった。
「なる程そんな約束をした事はたしかにあつた。」博士は両手を卓子テエブルの上につゝかぼうにして、その上に膨れた顔を載せて平気で言つた。