“借出”の読み方と例文
読み方割合
かりいだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たのみ金五百兩才覺さいかく致させけれ共又候をつと庄三郎をいつはり又七を離縁りえんなす金にさしつかへる間地面ぢめん書入かきいれにて金五百兩借出かりいだすべしとすゝめけるに庄三郎是非ぜひなく又々長兵衞方へ行き金子きんすにさしつかへおもむきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞て彦兵衞大いに後悔こうくわいなし道理だうりこそ佐竹家の敗軍はいぐん心にかなはず仕方こそ有るべしと夫より本屋を尋ね天安記てんあんきいへる書物を借出かりいだし隱居の方へ行て咄をするに一向機嫌のなほらぬ樣子なれば彦兵衞も金庫かねぐら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)