“借家”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゃくや53.8%
しやくや34.6%
うち3.8%
しゃっか3.8%
しやくか3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“借家”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史20.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
芸術・美術 > 絵画 > 日本画1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
安部忠良の家は十五銀行の破産でやられ、母堂と二人で、四谷たに町の陽あたりの悪い二間きりのボロ借家しゃくやに逼塞していた。
予言 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
富坂とみざか火避地ひよけちには借家しゃくやが建てられて当時の名残なごりの樹木二、三本を残すに過ぎない。
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
なかひつゝ、うづかさねて、燃上もえあがつてるのは、われらの借家しやくやせつゝあるほのほであつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
借家しやくやは或実業家の別荘の中に建つてゐたから、芭蕉ばせうのきさへぎつたり、広い池が見渡せたり、存外ぞんぐわい居心地のよい住居すまひだつた。
身のまはり (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ウム。いろんなことを執固しつこく聞いては、それを焼き焼きしたねえ。それでもあの年三月うちを持って、半歳はんとしばかりそうであった、が秋になって、蒲生がもうさんの借家うちに行った時分から止んだねえ」
雪の日 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
枳園はこの年二月に福山を去って諸国を漫遊し、五月に東京に来て湯島切通ゆしまきりどおしの借家しゃっかに住み、同じ月の二十七日に文部省十等出仕になった。時に年六十六である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「たべられるものか、下卑げびなさんな。」「なぜ、うして?」「いちじくとはちがふ。いくらひしんばうでも、その黄色きいろくならなくつては。」「へい。」とまるくして、かざしたところは、もち借家しやくかやまかみだ、が、つゆもこぼるゝ。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)