“しゃっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
借家66.7%
爝火33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枳園はこの年二月に福山を去って諸国を漫遊し、五月に東京に来て湯島切通ゆしまきりどおしの借家しゃっかに住み、同じ月の二十七日に文部省十等出仕になった。時に年六十六である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
春泥は小説を書き始めた頃は郊外の池袋いけぶくろの小さな借家しゃっかに住んでいたが、それから文名が上り、収入が増すに従って、少しずつ手広な家へ(と云っても大抵は長屋ながやだったが)
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
こたうる者はなかったから予が答えたは、まず日月出でて爝火しゃっかまずと支那でいうのが西洋の「日は火を消す」とまる反対あべこべで面白い。