“反対”のいろいろな読み方と例文
旧字:反對
読み方(ふりがな)割合
あべこべ48.1%
はんたい37.0%
うらはら4.6%
むこう3.7%
あちこち2.8%
ぎゃく0.9%
はんてえ0.9%
ひきか0.9%
ヴアイス・ヴアーサ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“反対”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.5%
文学 > 日本文学 > 日本文学1.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これが反対あべこべだと、もと潜門くぐりもんへ押出されます処でございました。強いて入りますほどの度胸はないので。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
使いの途中、明神下できこし召したばかりに品物を反対あべこべに、鎧櫃を饗庭様へ、九谷の花瓶を向島関屋の里の主人の寮へ——。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
またその反対はんたいの例をしるせば、生麦事件なまむぎじけんにつき英人の挙動きょどう如何いかんというに
「そうえたって、ついていないのだよ。」と、反対はんたいした子供こどもは、あくまで反対はんたいをしました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その方自身の悟入の結果、わしの流儀に反対うらはらな、説を立てねばならぬことにならぬと、誰に言えよう? そうしたわしの心構えを
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
『迎へがすか?』と驚いたお定の顔には、お吉の想像して来たと反対うらはらに、何ともいへぬ嬉しさが輝いた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「帰れ! 招喚よびにやるまでは来るな、帰れ!」と老人は言放って寝返ねがえりして反対むこうを向いて了った。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
直ぐに取ろうとする、柄杓は、水の中をするすると、反対むこうまえに、山の方へ柄がひとりで廻った。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いいえ、違うよ。私のはまた全く芳さんの姉さんとは反対あちこちで、あんまり深切にされるから、もう嫌で、嫌で、ならないんだわ。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本来なら、こりゃお前さんがたが、客へお世辞せじに云う事だったね。誰かにていらっしゃるなぞと思わせぶりを……ちと反対あちこちだったね。言いました。ああ、肖ている、肖ているッて。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頼母は、おびえた心でこう思った。(あれが反対ぎゃくなら、脇構えなのだが)
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
みんな魚の餌食になったものさ。己に面と向って反対はんてえした奴で、その後でいい目に遭った奴は、一人だっていねえんだぜ、トム・モーガン。そいつぁ間違えっこなしだぞ。
「一時間とたたねえうちに、この古ぼけた丸太小屋にラム樽みてえに穴をあけてくれるぞ。笑っとけ、畜生、笑っときやがれ! 一時間とたたねえうちに、手前らは笑う反対はんてえ泣面なきづらをかくんだ。死ぬ奴は運のいい奴だぞ。」
美妙が私と同齢の青年であるとは前から聞いていたが、私の蓬頭垢面ほうとうこうめん反対ひきかえてノッペリした優男やさおとこだったから少くも私よりは二、三歳弱齢とししたのように見えた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
斯の如く、固有性に於て慰藉物なるもの、附属性に於て実用品たることあり(之と反対ヴアイス・ヴアーサの例をも見よ)。