“あべこべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反対94.5%
反對1.8%
逆様1.8%
顛倒1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが反対あべこべだと、もと潜門くぐりもんへ押出されます処でございました。強いて入りますほどの度胸はないので。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
使いの途中、明神下できこし召したばかりに品物を反対あべこべに、鎧櫃を饗庭様へ、九谷の花瓶を向島関屋の里の主人の寮へ——。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
彼等かれらかへつたとき反對あべこべ威勢ゐせいがよかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひどやすくなつちやつたな、さむつちや保存もちがえゝのにけえつやすいつちうんだからまる反對あべこべになつちやつたんだな」勘次かんじ青菜あをなをけならべつゝいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それが黒田の留守に、私をつかまえちゃ、始終厭らしいことばかり言うの。つまり私がその男を怒らしてしまったもんだから——そういう奴だから、逆様あべこべに私のことを、黒田に悪口したのさ。やれ国であの女を買ったと言うものがあるとか、やれ男があったとか、貞操が疑わしいとか、何とか言ってさ。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いや、大胆になったから饒舌れたんだろう、君の云う事は顛倒あべこべじゃないかとやり込める気なら、そうして置いてもいい。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)