“うらはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反対50.0%
反對30.0%
正反対10.0%
裏表10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ふ事は反対うらはらにお聞きになつてもんで下さるか下さらぬか其処そこほどは知らねど、よし笑ひ物になつても私は貴君に笑ふて頂きたく、今夜は残らず言ひまする
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たとひ紋着もんつきはかま穿いても、これが反對うらはらで、女湯をんなゆ揚場あがりばに、はうだんると、時節柄じせつがら早速さつそくすぢから御沙汰ごさたがあるが、男湯をとこゆをんな出入でいりは、三馬さんば以來いらい大目おほめてある。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
源は反返そりかえって笑いました。人間は時々心と正反対うらはら動作ことをやる——源の笑いが丁度それです。話好な書記は乗気になって
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
此頃ではまるで裏表うらはらになつてしまつて、歌舞伎は一年ましに繁昌して、操りは有れども無きが如くではないか。それを思へば、出雲は好いときに死んだ。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)