“時節柄”の読み方と例文
読み方割合
じせつがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(それ)といふのが、時節柄(じせつがら)暑(あつ)さのため、可恐(おそろし)い悪(わる)い病(やまひ)が流行(はや)つて、先(さき)に通(とほ)つた辻(つじ)などといふ村(むら)は、から一面(めん)に石灰(いしばひ)だらけぢやあるまいか。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
御米(およね)は手(て)を袖(そで)にして道具屋(だうぐや)の前(まへ)に立(た)ち留(ど)まつた。見(み)ると相變(あひかは)らず新(あた)らしい鐵瓶(てつびん)が澤山(たくさん)並(なら)べてあつた。其外(そのほか)には時節柄(じせつがら)とでも云(い)ふのか火鉢(ひばち)が一番(いちばん)多(おほ)く眼(め)に着(つ)いた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それというのが、時節柄(じせつがら)暑さのため、恐(おそろ)しい悪い病が流行(はや)って、先に通った辻などという村は、から一面に石灰(いしばい)だらけじゃあるまいか。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)