“此時節”の読み方と例文
読み方割合
このじせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時節このじせつよりかよそむるはかれかるゝ遊客ゆふかくならで、にしみ/″\とじつのあるおかたのよし、遊女つとめあがりのひとまうし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
へい/\。主「以前いぜんしかるべきおかたれのはてで、まア此時節このじせつかはつたから、当時いまういふ御身分ごみぶん零落おちぶれなさつたのだらうが、うもお気の毒なことで…。 ...
どうも誠に思ひけないことでおまへさんに邂逅あひました、だおにはからなかつたが、今度こんどはお眤近ちかづきにならう……まア此時節このじせつかはつて貴方あなた御零落ごれいらくになつて、んともひやうがない