“零落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れいらく45.4%
おちぶ38.0%
おちぶれ14.8%
うらぶ0.9%
ルイン0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王成平原世家の生れであったが、いたってけ者であったから、日に日に零落して家は僅か数間のあばら屋をあますのみとなり
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
自分はどうせ捨てる身だけれども、一人で捨てるより道伴があってい。一人で零落れるのは二人で零落れるのよりも淋しいもんだ。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不埒ならずやこそ零落たれ許嫁きれしならずまこと其心ならくしく立派れてやりたしれるといへば貧乏世帶のカンテラの
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ちやうど、荷造り函のあひだを歩くに肖た、零落れた気持……秋霖が、この荷造り函を、いつせいに濡らしてゐる。
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
これらの石は皆雨にされ、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)