独楽こま
蛾は あのやうに狂ほしく とびこんでゆくではないか みづからを灼く火むらのただなかに わたしは みづからを灼くたたかひの 火むらのただなかへとびこんでゆく あゝ一匹の蛾だ 暁のともしびほそく灯りて歳新し城太郎 暁のともしびほそい庫裡に 神さ …