“尺牘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきとく54.5%
せきどく27.3%
てがみ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊緒はすぐにもどって来た、そして父がかたみに遺していって呉れた尺牘せきとくをひろげて、これを読んでごらんなさいと郁之助の手へわたした。
日本婦道記:春三たび (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
榛軒は抽斎より一つの年上で、二人のまじわりすこぶる親しかった。楷書かいしょに片仮名をぜた榛軒の尺牘せきどくには、宛名あてなが抽斎賢弟としてあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お与へください といふ尺牘てがみを。…
(新字旧仮名) / 高祖保(著)