ゆき
十月。秋神の即位。——金鶯一羽、廃園のエルムの樹に通ひはじめる。 道傍の亜灌木にある、水禽の糞。 湖からあがる風が、弧を描いて、水霜の葉におちる。 青い鶫が食卓にのぼりだすと、聖餐式のやうに澄んだ夜ごとが、展ける… 手帖に一篇⦅天使園の薔薇 …
作品に特徴的な語句
こころ ばな おさ かは くら 頭飾りぼん あかし 驟雨スコール 荘厳しようごん つぶ ひやや うま 媒介つて 宇宙コスモス うし たた しわ 襟巻マフラア たか ほんの 卓子てえぶる そびら はづ はく 惝怳あくがれ 燈火あかし しめ しよ しはぶき 咳嗽しはぶき あは 疇昔むかし 鈴懸プラタナス いろどり 薔薇うばら けぶ あた 逶迤ゐい つか しか 乞丐かたゐ 耀かがよ 促織はたをり 紫煙シガア 哀求あいぐ 夜半よは 尺牘てがみ しづ うしろ 後姿うしろで 鈴懸すゞかけ 恍惚うつとり 邂逅であ もぐ 暗闇くらがり 東方ひんがし 残像アフタ・イメエヂ かた 故事ふるごと かげ 罅裂ひび つひ 粉雪こなゆき 空隙すき しぐさ 脊椎せきつゐ 祈祷いのり 草廬さうろ 白楊ポプラ 白体はくたい しら きれ ゆか いぶ おり 滑車せみ つゝ おぼ なまじ 微睡まどろみ こご 性急せつかち うつた 手燭てしよく
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