“紫煙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しえん71.4%
けむり14.3%
シガア14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年はそういって、眼をパチパチまばたいた。青竜王はパイプから盛んに紫煙しえんを吸いつけていたが、やがて少年の方に向き直り
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
うそさむい 瑠璃色の空に紫煙けむりを流した
一枝について (新字旧仮名) / 金鍾漢(著)
その後姿うしろでに、ゆらすとみえた、紫煙シガアのけむの一片。それが白い。ぽんと、げすてられたその殻。地におちて、なほいぶる余燼。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)