“紫色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらさきいろ91.7%
むらさき3.6%
ししよく2.4%
ししょく1.2%
しゝよく1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてここにはもうはるがきていて、したには、あおくさぐみ、紫色むらさきいろのすみれのはなさえいているのが、なかはいったのです。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨夜ゆうべ草原くさはらにねていて、そらかがやいているほしをながめたが、そのほしのかけらのように、うつくしく、紫色むらさきひかっているいしでありました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
がいには幹の白い枝から数尺すうしやくひげを垂れた榕樹ようじゆや、紅蜀葵こうしよくきに似た花を一年ぢゆうつけて居ると云ふや、紫色ししよくをした昼顔の一種五瓜竜ごくわりようなどが目にる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
六、シングルフォド卿 ラスパ(紫色ししょく帽、袖黒)
藻岩山さうがんざん紫色しゝよくになつてえるだらうとおもひますの、いまころはね、そして落葉松からまつ黄色きいろくなつて、もうちかけてるときですわね。わたしあの、藻岩山さうがんざんに三のぼつたことがあるんですわ。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)