“紫雲英”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんげ57.1%
れんげそう19.0%
れんげ14.3%
クローバー4.8%
ハナコ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よろず屋の店と、生垣との間、逕(みち)をあまして、あとすべて未(いま)だ耕さざる水田(みずた)一面、水草を敷く。紫雲英(げんげ)の花あちこち、菜の花こぼれ咲く。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
落葉木(らくようぼく)は若葉から漸次青葉になり、杉(すぎ)松(まつ)樫(かし)などの常緑木が古葉を落(おと)し落して最後の衣更(ころもがえ)をする。田は紫雲英(れんげそう)の花ざかり。林には金蘭銀蘭の花が咲く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
私の死ぬまでに、それがどこかの紫雲英(れんげ)の原に、小(ささ)やかな一宇の愛の御堂となれば、私は、その原の白骨となって御守護いたします。
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
口笛を吹きながら校門へ急ぐ姿……球を空高らかに響かせながらラケットを揮(ふる)う友達たち……水泳衣(みずぎ)を着てプールへ出掛ける友達たち、ついそこの紫雲英(クローバー)の上に
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)