“黄楊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つげ98.7%
つけ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういえば、私が本のうしろに捺す印を黄楊つげで手紙の字からこしらえて、いつか押しておめにかけたの覚えていらっしゃるでしょうか。
黄楊つげの木の二三本にあられのやうなこまかい白い花がいつぱいに咲いてゐるのが、隅の方に貧しくしほらしい裝ひを見せてゐたけれ共
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
加ふるに石南しやくなん蟠屈ばんくつ黄楊つけ繁茂はんもとを以てし、難いよ/\難を増す、俯視ふしして水をもとめんとすれば、両側断崖絶壁だんがいぜつぺき、水流ははるかに数百尺のふもとるのみ、いうしてはやく山頂にいたらんか
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)