木乃伊の口紅ミイラのくちべに
淋しい風が吹いて來て、一本圖拔けて背の高い冠のやうな檜葉の突先がひよろ/\と風に搖られた。一月初めの夕暮れの空は薄黄色を含んだ濁つた色に曇つて、ペンで描いたやうな裸の梢の間から青磁色をした五重の塔の屋 …
作品に特徴的な語句
花片はなびら 見窄みすぼ 香奠かうでん 手古摺てこず 沮喪そさう 女形をんながた 見縊みくび 遂々たうとう 肩衣かたぎぬ 皮膚はだ 衣兜かくし 轆轤ろくろ ペン 痲痺しび 手強てづよ 生計くらし すぼ 逢魔あふま 貧乏きうぼう こと みやく 暗雲やみくも 其家そこ さかい 何所どこ 泥土どろ 眞中まんなか 頸輪くびわ 不具者かたは 手腕うで 瞳子ひとみ 叫喚さけび もと 彼所かしこ 頭腦あたま 棧敷ざしき かこ そう 氣勢けはい はげ 眞實ほんたう 不貞ふて 泥沼ぬま 逍遙さまよ 兩人ふたり 言問こととひ 鮮明あざやか 打捨うつちや 基礎もとゐ 半巾はんけち 服裝なり 臭味くさみ 頸元えりもと 不快いや 密着くつつ 結局おち 其樣そんな 突先とつさき 暑熱あつさ 目交めま 鬼灯ほゝづき 外見みつとも 質店しちみせ 高價たか 迂曲うね 冷嘲あざ 身性みじやう くわ 打突ぶつつ 其室そこ 均衡つりあひ 惡感あくかん 淺薄あさはか 行田ゆきだ 眞正面まとも 突支棒つつかひばう 供給あてが 加入いれ 紛雜ふんさつ 居膝ゐざ 滲染にじ 精靈しやうらい 纒繞まつは 艶味つや 茨垣ばらがき