“痲痺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まひ67.6%
しび21.6%
しびれ10.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後の医師の診断によると、老人の過労から来る、急激な神経性の心臓痲痺まひというのだったそうだが、実に意外千万だったね。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうして師匠の慈愛が、自分のほんとうに生きやうとする心のはたらきを一時でも痲痺しびらしてゐた事にあさましい呪ひを持つやうな時さへ來た。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
が、そうそうは狙いが取れない、打ち外した杖で大地を叩き、痲痺しびれが腕へ伝わったか、ボロリと杖を落としてしまった。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)