“脉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みゃく55.6%
みやく44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下女が乱暴に焚付たきつけを作ることまで知った長氏に起って、生の麦をすぐに炊けるものだと思っていた氏政に至って、もうみゃくはあがった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
みゃくを診るのに両方の手をつかめえて考えるのが小一時こいっときもかゝって、余り永いもんだで病人が大儀だから、少し寝かしてくんろてえまで、診るそうです
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一「セカンド」は大抵たいていみやく一動いちどうおなじ。さて時計とけい盤面ばんめんを十二にわかち、短針たんしん一晝夜いつちうやに二づゝまはり、長針ちやうしんは二十四づゝまは仕掛しかけにせり。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
め命が大事と思はば村井が門も通るなと雜言ざふごんにもふらしける程に追々おひ/\全治ぜんぢ病人迄びやうにんまでも皆轉藥てんやくをなしたれ一人みやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)