“小一時”の読み方と例文
読み方割合
こいっとき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みゃくを診るのに両方の手をつかめえて考えるのが小一時こいっときもかゝって、余り永いもんだで病人が大儀だから、少し寝かしてくんろてえまで、診るそうです
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから小一時こいっときほどたって、同じ額堂下の甘酒屋へ、同じような風合羽を着た道中師らしい二人の男が、ついと入って来て、二人向き合って縁台に腰をかけて
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いよいよ大粒がばらばら落ちてくるまでには小一時こいっときぐらいの猶予はあります。
半七捕物帳:34 雷獣と蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)