“こいっとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小一時66.7%
小一刻16.7%
小一晌16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから小一時こいっときほどたって、同じ額堂下の甘酒屋へ、同じような風合羽を着た道中師らしい二人の男が、ついと入って来て、二人向き合って縁台に腰をかけて
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その人はそれからお津賀さんの家で小一刻こいっときも話して帰ったようでしたが、その明くる晩また出直して来ると、なんだかお津賀さんと喧嘩をはじめて、両方が酔っていたらしいんですが
半七捕物帳:17 三河万歳 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
雷はそれから小一晌こいっときも鳴りつづいたので、善八は口唇くちびるの色をかえて縮み上がってしまった。
半七捕物帳:30 あま酒売 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)