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焚付
ふりがな文庫
“焚付”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たきつけ
55.6%
たきつ
44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たきつけ
(逆引き)
下女が乱暴に
焚付
(
たきつけ
)
を作ることまで知った長氏に起って、生の麦を
直
(
すぐ
)
に炊けるものだと思っていた氏政に至って、もう
脉
(
みゃく
)
はあがった。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
焚付
(
たきつけ
)
疎朶
(
そだ
)
の五把六束、季節によっては
菖蒲
(
あやめ
)
や南天小菊の束なぞ上積にした車が、甲州街道を朝々幾百台となく東京へ向うて行く。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
焚付(たきつけ)の例文をもっと
(10作品)
見る
たきつ
(逆引き)
少し
眠足
(
ねた
)
りないが、無理に起きて下坐舗へ降りてみれば、只お鍋が睡むそうな顔をして
釜
(
かま
)
の下を
焚付
(
たきつ
)
けているばかり。誰も起きていない。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
棺は
桶
(
おけ
)
を用いず、
大抵
(
たいてい
)
箱形
(
はこがた
)
なり。さて棺のまわりに
糠粃
(
ぬか
)
を盛りたる俵六つ或は八つを
竪
(
たて
)
に
立掛
(
たてか
)
け、火を
焚付
(
たきつ
)
く。俵の数は
屍
(
しかばね
)
の大小により
殊
(
こと
)
なるなり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
焚付(たきつ)の例文をもっと
(8作品)
見る
焚
漢検準1級
部首:⽕
12画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“焚”で始まる語句
焚
焚火
焚木
焚物
焚附
焚口
焚殺
焚落
焚死
焚出
“焚付”のふりがなが多い著者
石井研堂
徳冨蘆花
二葉亭四迷
ロマン・ロラン
三遊亭円朝
作者不詳
島崎藤村
中里介山
幸田露伴
森鴎外