“たきつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焚付52.6%
焚附42.1%
燃料5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焚付たきつけ疎朶そだの五把六束、季節によっては菖蒲あやめや南天小菊の束なぞ上積にした車が、甲州街道を朝々幾百台となく東京へ向うて行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
杉籬のはさみすてが焚附たきつけになり、落葉の掃き寄せが腐って肥料になるも、皆時の賜物たまものである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
牛小屋は高原の東の隅に在つて、粗造そまつな柵の内にはだ角の無いこうしも幾頭か飼つてあつた。例の番小屋を預かる男は人々を款待顔もてなしがほに、枯草を焚いて、なほさま/″\の燃料たきつけを掻集めて呉れる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)