“粗造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そぞう40.0%
あらづく20.0%
そざう20.0%
そまつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此はまた思い切って小さな粗造(そぞう)な熊笹葺き、手際悪(てぎわわる)く張った壁の白樺赤樺(あかかば)の皮は反(そ)っくりかえって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
穴の傍らに、極めて粗造(あらづく)りな棺箱が荒縄でからげられて、無雑作(むぞうさ)に押しころがされてある。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此(この)榎(えのき)の下(した)に箱(はこ)のやうな、小(ちひ)さな、番小屋(ばんごや)を建(た)てゝ、其処(そこ)に母様(おつかさん)と二人(ふたり)で住(す)んで居(ゐ)たので、橋(はし)は粗造(そざう)な、宛然(まるで)、間(ま)に合(あ)はせといつたやうな拵(こしら)え方(かた)、杭(くい)の上(うへ)へ板(いた)を渡(わた)して竹(たけ)を欄干(らんかん)にしたばかりのもので
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
牛小屋は高原の東の隅に在つて、粗造(そまつ)な柵の内には未(ま)だ角の無い犢(こうし)も幾頭か飼つてあつた。例の番小屋を預かる男は人々を款待顔(もてなしがほ)に、枯草を焚いて、猶(なほ)さま/″\の燃料(たきつけ)を掻集めて呉れる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)