“欄干”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
らんかん65.7%
てすり29.3%
おばしま3.4%
まわり0.3%
クロス0.3%
ハンドレエル0.3%
ランカン0.3%
レイル0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“欄干”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行6.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼は久し振りに新温泉のなかに入ってみる楽しさを想像しながら、橋の欄干らんかんから身を起して、またブラブラ歩いていった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おう……」と、すぐ欄干らんかんから身をのばしたのは、自来也鞘の武士……すなわち蜂須賀の原士はらし天堂一角であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帆綱の影、しおじみた欄干てすりの明り、甲板の板の目、かんのきしり、白い飛沫しぶき、浅葱いろの潮漚しおなわ
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
危うく転びそうになって、私たちはやっと私たちの身体からだを階段の欄干てすりに支えた。そうしておずおずと下を差し覗いた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
きざはしを上がりきらぬ所に薫がすわると、宮はもっと上にともお言いにならず、御自身も欄干おばしまによりかかって話をおかわしになるのであった。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
跡には春の夜の朧月、殘り惜げに欄干おばしまほとり蛉跰さすらふも長閑のどけしや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
……よく、言う事で——佐渡ヶ島には、ぐるりと周囲に欄干まわりがあるか、と聞いて、……その島人に叱られた話がある。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それが船橋ブリッジ欄干クロスに両ひじたせて、青い青い秋空の下に横たわる陸地おかの方を凝視みつめているのだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その日、私は、外の候補生仲間と、欄干ハンドレエルによりかゝつて、日の暮れかゝる港を見てゐますと、例の牧田が私の隣へ来て、「猿を生捕つたのは、大手柄だな」と、ひやかすやうに、云ひました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
欄干ランカンハ屈曲シテ明月ヲ留メ
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
港は、H丸の欄干レイルの下に、一日の生活を開始した。