トップ
>
『四谷、赤坂』
ふりがな文庫
『
四谷、赤坂
(
よつや、あかさか
)
』
いかつい石垣が向い合って立っていた。子供の目には恐ろしく高く見える。石垣の上は四角く平らになっていた。昔はぶっさき袴の侍がその上に立って、四辺を睥睨したであろう。石垣に続いた土手は、ゆるい傾斜で、濠の水面まですべっていた。水は青いぬらで澱ん …
著者
宮島資夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「東京日日新聞」1927(昭和2)年10月4日~9日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
な
)
何
(
いず
)
袴
(
ばかま
)
矗々
(
ちくちく
)
著
(
いちじる
)
森
(
しん
)
蓬々
(
ほうほう
)
吸
(
すい
)
酎割
(
ちゅうわり
)
首縊
(
くびくく
)
疑獄
(
ぎごく
)
睥睨
(
へいげい
)
顧
(
かえり
)
称
(
とな
)
竹刀
(
しない
)
笏
(
しゃく
)
簪玉
(
かんざしだま
)
聳
(
そび
)
莢
(
さや
)
顕著
(
けんちょ
)
遡
(
さかのぼ
)
葺
(
ふ
)
酉
(
とり
)
薪屋
(
まきや
)
濛々
(
もうもう
)
角力
(
すもう
)
訊
(
き
)
許
(
もと
)
轣轆
(
れきろく
)
遺憾
(
いかん
)
遂
(
つい
)
彝
(
つね
)
三
(
み
)
兜
(
かぶと
)
凧
(
たこ
)
凹
(
くぼ
)
凹地
(
くぼち
)
劃
(
かく
)
却
(
かえ
)
又
(
また
)
呑気
(
のんき
)
喚声
(
かんせい
)
如何
(
いか
)
尠
(
すくな
)
市
(
いち
)
獺
(
かわうそ
)
怒鳴
(
どな
)
桟
(
さん
)
森閑
(
しんかん
)
欄干
(
らんかん
)
欠伸
(
あくび
)
殊
(
こと
)
殷賑
(
いんしん
)
河童
(
かっぱ
)
淀
(
よど
)
漸
(
ようや
)
澱
(
よど
)
丈
(
たけ
)
然
(
しか
)