“首縊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くびくく52.6%
くびくゝ21.1%
くびくくり21.1%
くびくゝり5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その堤の松には首縊くびくくりの松などといういやな名の附いていたのもあった。野犬が巣を作っていて、しばしば往来の人をんだ。ぎも出た。
三崎町の原 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
イヤだねエ、二つや三つの子が首縊くびくゝりや身投げをするものか。物好きに石を踏臺にして井戸を覗いて、グラリとやつたのさ。
神田三崎町かんだみさきちょう調練場跡ちょうれんばあと人殺ひとごろし首縊くびくくりの噂で夕暮からは誰一人通るものもない恐しい処であった。
彼のすまツてゐるうちは、可成かなり廣いが、極めて陰氣な淋しい家で、何時の頃か首縊くびくゝりがあツたといふいやな噂のある家だ。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)