“咬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
71.4%
くわ12.4%
くは4.9%
かじ4.3%
2.2%
かみ1.6%
かぶ0.5%
かま0.5%
くい0.5%
くら0.5%
(他:2)1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“咬”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]41.4%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——すると、どこからか、全身まっ黒な大猪おおいのししはしってきて、いきなり具足の上から関羽の足にみついた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が舌をみしめて、三百四十円と書かれた小切手を目にした時、彼女の顔は明かに微笑むともつかず、かすかに歪められていた。
あめんちあ (新字新仮名) / 富ノ沢麟太郎(著)
と叱られても、お房はやはり母のふところを慕った。そして、出なくても何でも、乳房をくわえなければ、眠らなかった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
黄金丸はおおいに怒りて、一飛びにくってかかり、あわてて柱に攀昇よじのぼる黒猫の、尾をくわへて曳きおろし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
写真版で見た時むかつて右手のつたの葉をくはへた女の形をいやだと思つたが実物に対しても同じ感を失はなかつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
すると或時、子鶉がうしろをむけて虫をつゝいてゐるのを見て、狐は突然飛びかゝつて、鶉の尾の方をくはへてしまひました。
孝行鶉の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
お杉は依然やはり笑って答えず、腰にぶら下げた皮袋から山毛欅ぶなの実を把出とりだして、生のままで悠々とかじり初めた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小「これは有難う、歩くと喉が渇くからたもとへ入れてかじりながらきます、この風呂敷は大きいから大丈夫、宜うございます」
元より悟空ごくうが神通なき身の、まいて酒に酔ひたれば、いかで犬にかなふべき、黒衣は忽ちひ殺されぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
蹴られて金眸岸破がば跳起はねおき、一声えて立上らんとするを、起しもあへず鷲郎が、襟頭えりがみはへて引据ゆれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
盗人ぬすびとが忍んで来て犬に吠えられ短銃ピストルを乱発して防ぎながらつひかみ殺されて仕舞しまふのは
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
保胤は遂に寛和二年を以て、自分が折角こしらえた繭をかみやぶって出て、落髪出家の身となってしまった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大きな声で其奴そいつだアーと呶鳴れ、そうしたら己がかぶり附くから、重さん
己はかぶりついても差してる刀をふんだくるつもりだ、もしなげえのをひっこ抜きやアがれば、自身番へ引摺ひきずってく、また頭巾を冠ってやアがれば、此方こっちから突当つきあたって
ちからおとしちや駄目だめだから、らなんざこんなところぢやねえ、こつちなうでうまかまつたときにや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
清「お前さま帰るなんて云わねえがい、さゝ冷たくなって、歯をくいしばっておっんだ、お前様めえさまあんまり小言を云うからだ……アいたえ、己の頭へ石頭を打附ぶッつけて」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「そうさな。」と、前の一人が又云いました。「あんまりからかっていると、仕舞には舞台へ飛びあがって、太平次にでもくらいつくかも知れねえ。あぶねえ、あぶねえ。もうおよしなせえ。」
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その時、縁側から、平馬の、狂犬をしかけるような声——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
昔は今日よりもよほどミルの用途がひろかったとみえて、越後名寄巻十四水松みるの条に「ム時ハムクムクスルナリ生ニテモ塩ニ漬ケテモ清水ニ数返洗フベシ其脆ク淡味香佳ナリ酢未醤スミショウ或ハ湯煮ニスレバ却テ硬シテ不可食六七月ノ頃採ルモノ佳ナリ」とある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)