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咬
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かみ
ふりがな文庫
“
咬
(
かみ
)” の例文
保胤は遂に寛和二年を以て、自分が折角こしらえた繭を
咬
(
かみ
)
破
(
やぶ
)
って出て、落髪出家の身となって
終
(
しま
)
った。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
さきに
文角
(
ぶんかく
)
ぬしが物語に、
聴水
(
ちょうすい
)
といふ狐は、かつてわが父
月丸
(
つきまる
)
ぬしのために、尾の尖
咬
(
かみ
)
切られてなしと聞きぬ。今彼の狐を見るに、尾の尖
断離
(
ちぎ
)
れたり。恐らくは聴水ならん。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
灯
(
あかり
)
を消して裸に成つて寝たりしたのは
一寸
(
ちよつと
)
凄い気持を与へたが、
盗人
(
ぬすびと
)
が忍んで来て犬に吠えられ
短銃
(
ピストル
)
を乱発して防ぎながら
終
(
つひ
)
に
咬
(
かみ
)
殺されて
仕舞
(
しま
)
ふのは、其れが見せ場である
丈
(
だけ
)
俗悪
(
ぞくあく
)
な結果であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
咬
漢検1級
部首:⼝
9画
“咬”を含む語句
咬付
歯咬
咬緊
咬殺
咬鳴
齒咬
鼠咬症
飯咬
閑人免進悪狗咬人
生咬
獅子咬典膳
獅子咬
獅咬火鉢
獅咬
引咬
咬𠺕吧
咬閃
咬破
咬砕
咬楊子
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