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獺
ふりがな文庫
“獺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かわうそ
65.1%
かはうそ
12.7%
かはをそ
6.3%
かわおそ
4.8%
うそ
3.2%
おそ
3.2%
をそ
3.2%
だつ
1.6%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわうそ
(逆引き)
ところがそれからまた二日置いて、三日目の暮れ方に、
獺
(
かわうそ
)
の
襟
(
えり
)
の着いた暖かそうな
外套
(
マント
)
を着て、突然坂井が宗助の所へやって来た。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
獺(かわうそ)の例文をもっと
(41作品)
見る
かはうそ
(逆引き)
車夫のかく答へし後は
語
(
ことば
)
絶えて、車は
驀直
(
ましぐら
)
に走れり、紳士は
二重外套
(
にじゆうがいとう
)
の
袖
(
そで
)
を
犇
(
ひし
)
と
掻合
(
かきあは
)
せて、
獺
(
かはうそ
)
の
衿皮
(
えりかは
)
の内に耳より深く
面
(
おもて
)
を
埋
(
うづ
)
めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
獺(かはうそ)の例文をもっと
(8作品)
見る
かはをそ
(逆引き)
毎晩廊下へ出して置く、
台
(
だい
)
の
物
(
もの
)
の残りがなくなるんですよ。
獺
(
かはをそ
)
が引いて
行
(
い
)
くんですつて。
昨夜
(
ゆうべ
)
も舟で帰る御客が、
提灯
(
ちやうちん
)
の火を消されました。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
獺(かはをそ)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
かわおそ
(逆引き)
鯎
(
うぐい
)
、
鮠
(
はや
)
、
鮴
(
ごり
)
の類は格別、亭で名物にする一尺の
岩魚
(
いわな
)
は、娘だか、妻女だか、
艶色
(
えんしょく
)
に
懸相
(
けそう
)
して、
獺
(
かわおそ
)
が
件
(
くだん
)
の柳の根に、
鰭
(
ひれ
)
ある
錦木
(
にしきぎ
)
にするのだと
風説
(
うわさ
)
した。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
獺(かわおそ)の例文をもっと
(3作品)
見る
うそ
(逆引き)
寒中でもやはり湯巻き一つで、紛々と降りしきる
霙
(
みぞれ
)
の中を、まるで人面の
獺
(
うそ
)
のように、ざぶりと水へはいると云うじゃありませんか。
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
獺(うそ)の例文をもっと
(2作品)
見る
おそ
(逆引き)
してみると、おなじ
獺
(
おそ
)
でも山獺が持参するので、伝説は嘘でない。しかし、お町の——一説では、上流五里七里の山奥から山爺は、——どの客にも言うのだそうである。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
獺(おそ)の例文をもっと
(2作品)
見る
をそ
(逆引き)
うつくしき
人
(
ひと
)
の、
葉柳
(
はやなぎ
)
の
蓑
(
みの
)
着
(
き
)
たる
忍姿
(
しのびすがた
)
を、
落人
(
おちうど
)
かと
見
(
み
)
れば、
豈
(
あに
)
知
(
し
)
らんや、
熱
(
あつ
)
き
情思
(
おもひ
)
を
隱顯
(
ちら/\
)
と
螢
(
ほたる
)
に
涼
(
すゞ
)
む。
君
(
きみ
)
が
影
(
かげ
)
を
迎
(
むか
)
ふるものは、たはれ
男
(
を
)
の
獺
(
をそ
)
か、あらず、
大沼
(
おほぬま
)
の
鯉
(
こひ
)
金鱗
(
きんりん
)
にして
鰭
(
ひれ
)
の
紫
(
むらさき
)
なる
也
(
なり
)
。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
獺(をそ)の例文をもっと
(2作品)
見る
だつ
(逆引き)
帝
(
てい
)
頻
(
しきり
)
に
再
(
ふたゝ
)
び
見
(
み
)
んことを
欲
(
ほつ
)
して
終
(
つひ
)
に
如何
(
いかん
)
ともすること
能
(
あた
)
はず。
侍中
(
じちう
)
進
(
すゝ
)
んで
曰
(
いは
)
く、
獺
(
だつ
)
や
鯔魚
(
しぎよ
)
を
嗜
(
たし
)
む、
猫
(
ねこ
)
にまたゝびと
承
(
うけたまは
)
る。
臣
(
しん
)
願
(
ねがは
)
くは
是
(
これ
)
を
能
(
よ
)
くせんと、
板
(
いた
)
に
畫
(
ゑが
)
いて
兩生
(
りやうせい
)
の
鯔魚
(
しぎよ
)
を
躍
(
をど
)
らし、
岸
(
きし
)
に
懸
(
か
)
けて
水
(
みづ
)
を
窺
(
うかゞ
)
ふ。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
獺(だつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“獺(カワウソ)”の解説
カワウソ(獺、川獺)は、食肉目イタチ科カワウソ亜科(カワウソあか、Lutrinae)に分類される構成種の総称。
(出典:Wikipedia)
獺
漢検1級
部首:⽝
19画
“獺”の関連語
川獺
“獺”を含む語句
河獺
川獺
獺祭書屋俳話
海獺
獺祭書屋
妖獺
獺惰
獺橋
獺沢
獺祭
獺祭忌
白獺
群獺
“獺”のふりがなが多い著者
木下尚江
南方熊楠
フィオナ・マクラウド
正岡容
泉鏡花
泉鏡太郎
井上円了
中島敦
作者不詳
正岡子規