“掻合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきあわ51.7%
かきあ41.4%
かきあは6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水しやくひの娘は、いた玉子を包みあへぬ、あせた緋金巾掻合せて、が赤いへたやうに、にとぼんとつて薄黒い。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
奈何でもい……。』と、アンドレイ、エヒミチは體裁さうに病院服掻合はせて、さも囚人のやうだとひながら
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
車夫のかく答へし後は絶えて、車は驀直に走れり、紳士は二重外套掻合せて、衿皮の内に耳より深くめたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)