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掻分
ふりがな文庫
“掻分”の読み方と例文
読み方
割合
かきわ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かきわ
(逆引き)
八十幾歳というがまだ元気な老僧が、人を
掻分
(
かきわ
)
けて前に現われる。大野村に現存する宮本家の
菩提寺
(
ぼだいじ
)
の住職で
永幡智善
(
えいばんちぜん
)
師だとわかる。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巡査は進んで熊笹を
掻分
(
かきわ
)
けると、年の頃は五十ばかりの坑夫
体
(
てい
)
の男が、喉を突かれて倒れていた。巡査も驚いた。
他
(
た
)
の人々も
駈集
(
かけあつま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
両手で
空
(
くう
)
を
掴
(
つか
)
んで煙を
掻分
(
かきわ
)
けるように、火事じゃ、と
駆
(
かけ
)
つけた居士が、(やあ、お谷、軒をそれ火が
嘗
(
な
)
めるわ、ええ何をしとる)
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻分(かきわ)の例文をもっと
(21作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻乱
掻上
“掻分”のふりがなが多い著者
押川春浪
泉鏡花
蘭郁二郎
吉川英治
長谷川時雨
山本周五郎
江戸川乱歩
永井荷風
夢野久作
岡本綺堂