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掴
ふりがな文庫
“掴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つか
90.4%
つかま
6.3%
つかみ
1.2%
づか
0.5%
つま
0.5%
かく
0.4%
にぎ
0.4%
ツカ
0.2%
つ
0.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つか
(逆引き)
向柳原は縄張内で、平次も暮へかけて一と働きしましたが、こればかりは、雲を
掴
(
つか
)
むようで、全く手の付けようがなかったのでした。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
掴(つか)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つかま
(逆引き)
ここで按摩が殺す気だろう。構うもんか、勝手にしろ、似たものを
引
(
ひき
)
つけて、とそう覚悟して按摩さん、背中へ
掴
(
つかま
)
ってもらったんだ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掴(つかま)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つかみ
(逆引き)
ピシャリと、柿丘の頬に、
生
(
な
)
まぬるいものが当ると、耳のうしろを
掠
(
かす
)
めて、
手帛
(
ハンカチ
)
らしい一
掴
(
つかみ
)
ほどのものがパッと
飜
(
ひるがえ
)
って落ちた。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
掴(つかみ)の例文をもっと
(11作品)
見る
▼ すべて表示
づか
(逆引き)
それと気が付いたときにはあッとくず折れそうであったに
拘
(
かかわ
)
らず、それでもふみ耐えて、手近かな
垂木
(
たるき
)
をわし
掴
(
づか
)
みにすることが出来たのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
掴(づか)の例文をもっと
(5作品)
見る
つま
(逆引き)
順々に運ばれる
皿数
(
コーセス
)
の最後に出た
独活
(
アスパラガス
)
を、瑠璃子夫人がその白魚のやうな華奢な指先で、
掴
(
つま
)
み上げたとき、彼女は思ひ出したやうに美奈子に云つた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
掴(つま)の例文をもっと
(5作品)
見る
かく
(逆引き)
と、さきに
一捷
(
いっしょう
)
を
掴
(
かく
)
した秀吉から、
謙譲
(
けんじょう
)
を示したことが、まず非常に、会議の
進捗
(
しんちょく
)
を円滑にしたのである。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
掴(かく)の例文をもっと
(4作品)
見る
にぎ
(逆引き)
総支配人で店を
掴
(
にぎ
)
る人になったのですが——その
利
(
き
)
かない気性と、強いものがあるところへ、お母さんは江戸っ
児
(
こ
)
ですの。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
掴(にぎ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ツカ
(逆引き)
盗、
畏震
(
イシン
)
シテ、速ヤカニ
坑
(
アナ
)
ヲ出デ、相顧ミテ、モノヲ云ワントスレバ、
唇
(
クチ
)
ハ皆、
漆
(
ウルシ
)
ニ閉ジラレテ開カズ、手ノ玉帯ヲ見レバ、各〻、怖ロシゲナル
巨蛇
(
キョダ
)
ヲ
掴
(
ツカ
)
ミテアリシト。
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
掴(ツカ)の例文をもっと
(2作品)
見る
つ
(逆引き)
其晩は鼻を
掴
(
つ
)
まゝれる程の闇で、
足許
(
あしもと
)
さへも覚束なかつた。丑松は先に立つて、提灯の光に夜路を照らし乍ら、山深く叔父を導いて行つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
掴(つ)の例文をもっと
(1作品)
見る
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
“掴”を含む語句
引掴
一掴
大掴
鷲掴
手掴
掴出
掴取
掴合
打掴
鰌掴
掻掴
掴殺
掴寄
掴込
片手掴
掴得
荒掴
諸掴
掴拳
鼻掴
...
“掴”のふりがなが多い著者
山本周五郎
泉鏡花
野村胡堂
江戸川乱歩
吉川英治
海野十三
岡本かの子
森鴎外
菊池寛
岡本綺堂