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掴取
ふりがな文庫
“掴取”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つかみと
50.0%
つかみどり
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つかみと
(逆引き)
と徳利を突出した、入道は懐から、
鮑貝
(
あわびがい
)
を
掴取
(
つかみと
)
って、胸を広く、腕へ引着け、
雁
(
がん
)
の首を
捻
(
ね
)
じるがごとく白鳥の口から
注
(
つ
)
がせて
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
天守
(
てんしゆ
)
の
主人
(
あるじ
)
は、
御身
(
おみ
)
が
内儀
(
ないぎ
)
の
美艶
(
あでやか
)
な
色
(
いろ
)
に
懸想
(
けさう
)
したのぢや。
理
(
り
)
も
非
(
ひ
)
もない、
業
(
ごふ
)
の
力
(
ちから
)
で
掴取
(
つかみと
)
つて、
閨
(
ねや
)
近
(
ちか
)
く
幽閉
(
おしこ
)
めた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
掴取(つかみと)の例文をもっと
(2作品)
見る
つかみどり
(逆引き)
塵埃
(
ほこり
)
が
煽
(
た
)
つによ。お
前様方
(
まえさんがた
)
は美くしい手で恐しい
掴取
(
つかみどり
)
をしなさるね。今のあの男は二円八十銭の買物をして、五円渡して
去
(
い
)
ったじゃないか、そこで
私
(
あっし
)
の買物が二円さ、
可
(
よ
)
しかえ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それを又た聞伝えて、
掴取
(
つかみどり
)
のないと思った世の中に、これはうまい話と、親子連で
瞽者
(
ごぜ
)
の
真似
(
まね
)
、かみさんが「片輪でござい」裏長屋に住む人までが慾には恥も外聞も忘れて来ました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
掴取(つかみどり)の例文をもっと
(2作品)
見る
“掴取”の意味
《名詞》
掴 取(かくしゅ)
獲取の別表記。
(出典:Wiktionary)
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“掴”で始まる語句
掴
掴出
掴合
掴殺
掴寄
掴得
掴込
掴み
掴懸
掴戻
検索の候補
取掴
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泉鏡太郎
島崎藤村
泉鏡花