“児”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
76.7%
9.9%
こども5.5%
ちご4.3%
3.1%
らこ0.2%
0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“児”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語36.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸24.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語17.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
原っぱのなかで子供が遊んでいた。見ていると勝子もまじっていた。男のが一人いて、なにか荒い遊びをしているらしかった。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
それは見るからにここいらの貧乏百姓のと感じの違った、インテリじみた色の白い鼻筋のスッキリとした美しい青年であった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
僕が、あたまが重いので、散歩でもしようと玄関を出ると、向うから、車の上に乳飲ちのを抱いて妻がやって来た。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
「ええ、人参湯にんじんゆでございますからね」と、乳呑ちのを抱えた、近所の若いお内儀かみさんらしいのが話しかける。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その孫の家には一羽の鸚鵡おうむを飼ってあったが、急に死んでしまったので、こどもが持ってきて孫の榻の傍でいじっていた。
阿宝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
されど、われは徒爾に哭して慟する者にあらず、おんなこどものすなる仏いじりに日を泣暮なきくらす者にあらず。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
またたけのこの皮を男のおよびごとに入れてめかかうしてちごをおどせば顔赤めてゆゆしうおぢたるかた云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ちごを愛する人たちもこれをよく記憶していて、喜びにつけ悲しみにつけ、始終地蔵さんの前に来て、いろいろの願いごとをしては拝んでいた。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
書生と下女とに送られて新橋しんばしに至り、発車を待つ間にも如何いかになし居るやらんと、心は千々ちゞに砕けて
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
翻訳だろうが焼き直しだろうが、生きているうちは何処までも遣る覚悟だから、寺尾の方がまだ自分より社会のらしく見えた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ほんとに悪戯いたずららこだこと!……そうだ、もうそれにきまっている。
〕何ぞといはば、此巻の挽歌に、妻の死時いためる歌二首並載たるに、初一首は忍び通ふほどに死たるを悲むなり、次の一首はある女の死を悲むめれば、こはむかひめなりけん
人麿の妻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)