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児
ふりがな文庫
“児”のいろいろな読み方と例文
旧字:
兒
読み方
割合
こ
76.3%
ご
11.0%
こども
4.9%
ちご
4.3%
じ
2.8%
らこ
0.2%
コ
0.2%
チゴ
0.2%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こ
(逆引き)
十歳を越えて
猶
(
なお
)
、
夜中
(
やちゅう
)
一人で、
厠
(
かわや
)
に行く事の出来なかったのは、その時代に育てられた人の
児
(
こ
)
の、敢て私ばかりと云うではあるまい。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
児(こ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ご
(逆引き)
「だって俊夫君、留吉は物を言うことさえできぬじゃないか?
年齢
(
とし
)
は十五だそうだが、その知恵は三ツ
児
(
ご
)
にも劣っているそうだよ」
白痴の知恵
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
児(ご)の例文をもっと
(50作品+)
見る
こども
(逆引き)
児
(
こども
)
は厚い
胎衣
(
えな
)
に包まれて生れたが、ちょうど大きな卵のようであった。破ってみると男の子であった。魚は喜んで
漢産
(
かんさん
)
という名をつけた。
竹青
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
児(こども)の例文をもっと
(23作品)
見る
▼ すべて表示
ちご
(逆引き)
「にくげなる
児
(
ちご
)
を、おのれが心地にかなしと思ふままに、うつくしみ遊ばし、これが声の真似にて、言ひけることなど語りたる」
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
児(ちご)の例文をもっと
(20作品)
見る
じ
(逆引き)
鳴神
(
なるかみ
)
おどろおどろしく、はためき渡りたるその
刹那
(
せつな
)
に、
児
(
じ
)
の
初声
(
うぶこえ
)
は
挙
(
あが
)
りて、さしも
盆
(
ぼん
)
を
覆
(
くつがえ
)
さんばかりの大雨も
忽
(
たちま
)
ちにして
霽
(
は
)
れ
上
(
あが
)
りぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
児(じ)の例文をもっと
(13作品)
見る
らこ
(逆引き)
冗談に姿を隠して、母を心配させようとしてるのだ。ほんとに
悪戯
(
いたずら
)
っ
児
(
らこ
)
だこと!……そうだ、もうそれにきまっている。床板がきしった。
扉
(
とびら
)
の向こうにいるのだ。けれど
鍵
(
かぎ
)
がない。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
児(らこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
コ
(逆引き)
次の一首は
児
(
コ
)
ある女の死を悲むめれば、こはむかひめなりけん、(これらは石見の任よりいと前なり)かくて後に石見へまけて、
任
(
マケ
)
の中に京へ上る時、妻に別るとて悲しめる歌は考にいふが如し
人麿の妻
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
児(コ)の例文をもっと
(1作品)
見る
チゴ
(逆引き)
ならび居る
児
(
チゴ
)
つばくらの赤き その胸
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
児(チゴ)の例文をもっと
(1作品)
見る
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“児”を含む語句
嬰児
孩児
女児
幼児
小児
赤児
児童
男児
童児
児女
児戯
遺児
私生児
稚児
混血児
迷児
狗児
乳児
天児屋根命
児曹
...
“児”のふりがなが多い著者
泉鏡花
谷崎潤一郎
幸田露伴
夢野久作
柳田国男
薄田泣菫
永井荷風
田中貢太郎
吉川英治
島崎藤村